今回の「Voice!」では、現在妊娠9か月目に入った妊婦さんに、食品の選び方をテーマにお話を伺いました。
ー妊娠中だと特に食べ物の「安全」にはさまざまな角度から気を付けておられると思います。
ーなるほど、「見える」というと?
ー確かに、同感です。新たな食品添加物がどんどん増えるなかで、添加物や遺伝子組み換え原料が見えなかったり、原産国が分かりにくいなど、食品表示の問題も深刻化していますね。
ー本当ですね。食品表示を見ても中身が分からないなんて、消費者の権利を侵害しています。
ーしかも、農林水産省は、「あきたこまちR」などの遺伝子が改変された米を「有機」「オーガニック」農産物として有機基準で認める見解を出しました。重イオンビームを照射して人為的に遺伝子を改変させる技術を使った「コシヒカリ環1号」の後代交配種のお米を「有機」として認められるはずがありません。(※詳細はコチラ:https://okseed.jp/organic)
ー私も同じような経験があります。「ちゃんと食べて」という言葉にはしっかり食べるというだけではなく、ちゃんと身体に良いものを食べて、健康や暮らしを整えてねという願いが込められていますね。
ー11月のOKシードプロジェクトの学習会では、そもそも有機認証や有機の基準とはどういうものなのか、誰が決めているのかなど、「有機」の基本からみなさんと学びたいと思います。
《OKシードプロジェクトオンライン学習会:「有機JAS」は誰のもの?~ゲノム編集技術も重イオンビーム育種技術も認めてはいけない〜》
有機農業は自然と共生し「いのち」を守り育てる農業です。真に持続可能な農業として、世界各地で取り組まれています。 店頭で有機食品を選ぶめやすになるのは「有機JASマーク」であり、その基準となるのが「有機JAS」です。これは「有機」「オーガニック」と表示する際の最低限の共通ラインを定めています。
有機農業において「遺伝子組み換え」技術は禁止技術ですが、ゲノム編集技術やイオンビーム育種はどうなのか、一緒に考えてみましょう。
日時:2025年11月13日(木) 20:00〜21:30
久保田裕子さん(有機農業研究会副理事長/OKシードプロジェクト共同代表)による概説+久保田さんと中村陽子さん(メダカのがっこう理事長/OKシードプロジェクト共同代表)による対談
《ご支援をお願いします》
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そうですね、お刺身など生ものやチーズなどを我慢したりするのはもちろんですが、なるべく自分が何を食べているのか「見える」ものを選ぶようにしています。