【Voice!】2025年10月10日:「学校給食って、 たくさんの願いが込められてる」

Voice!

今回の「Voice!」では、小学生のお母さん2人に、「学校給食」をテーマにお話を伺いました。

ーママ友の間で、給食や食の安全についてよく話題にされているとか。

Aさん:はい。ただ、食の安全って、すごくデリケートな話題でもありますよね。

Bさん:わかります、各ご家庭ごとにその安全安心の基準が違いますからね。

Aさん:みんな自分なりに子どものために『食の安全』というものを考えているけれど、その「違い」から正しさを押し付けられるような、『それじゃダメですよ』と突きつけられているような気持ちになったりすることもありませんか?

Bさん:その基準や価値観の「違い」は当然として、そこからいろんな話がしたいなと。共感だけでなくて、「私はこう思う」「へー!それもいいね」みたいな。 
食についてはそうした多様な考え方がある中で、学校給食の「安全性」への問いはみんなで意見を交わしやすいテーマのひとつだと思います。

ーそれすごくよくわかります。

Aさん:給食の無償化の動きがありますが、うれしい反面で、給食の「質」がちゃんと守られるのか気になる、という声が最近とても多いんですよ。

Bさん:OKシードプロジェクトのコラムで知ったのですが、私が今気になっているのが、 学校給食衛生管理基準が後退する方向に見直されようとしていることについてなんです。(コラムはこちらから: https://v3.okseed.jp/news/6771)

ーそもそも食品衛生法に基づいて、安全な食品添加物しか流通していないのだから、「有害もしくは不必要」な食品添加物など存在しない、という主張には「ちょっと待った!!」ですよね。

Aさん:日本で認められている食品添加物が、海外では規制されていたりもしますね。 成長期の子どもたちが毎日食べるものですから、やはり子どもの健康と安全を第一に考えてほしいなと願っています。

Bさん:学校給食って、たくさんの願いが込められてるなぁといつも思います。
そして給食のことを話題にすると、いつも韓国の「親環境無償給食」がすごく羨ましくなりませんか。

Aさん:わかる!

子どもたちに安全な食を与えるという責任はもちろん、環境視点であることもとても先進的ですよね。この韓国の「親環境無償給食」も、やはり保護者たちの「声」から始まったそうですね。

Bさん:「5無給食」といってご存じですか? 残留農薬、放射線、抗生剤、化学合成添加物、遺伝子組み換え食品を使用しない給食が推進されているんですけど、これ、初めてきいたときすごく驚きました。食材の安全性を保つために、予防原則の考え方が適用されていることも素晴らしいです。

Aさん:知らなかったです。すごいですね・・・
なぜ韓国でこのような素晴らしい給食が実現できることになったのか、いろいろ詳しく知りたいです。

Bさん:韓国の給食には、見習うべき重要なヒントがたくさんありますね。

ー10月15日のOKシードプロジェクトの学習会で、ぜひ詳しく一緒に学びましょう!

Aさん、Bさん:楽しみです!

【10月のオンライン学習会のお知らせ】
「韓国ではなぜ有機学校給食が拡がったのか」

韓国では首都圏にあたるソウル市・京畿道を中心に全国的に無償の有機学校給食が近年急速に拡がっています。その給食の理念は子どもの健康第一はもちろん、その韓国での呼称「親環境無償給食」にも現れているように環境を守るという要素がとても強いものとなっています。今年9月3〜4日に開かれたのは「気候給食国際会議」。気候危機を給食からも解決していくというものでした。
このような取り組みを可能にしているものは何なのか、それを実現させる鍵は何なのか、韓国での実践から学びたいと思います。

日時:10月15日(水)20:00〜21:30
講師:田中 博さん(韓国草の根塾主宰)
Zoomによるオンライン

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