4月16日オンライン学習会「コモンとしてのタネ ー 食のローカリゼーションを考える」

タネを守る

オンライン学習会「コモンとしてのタネ ー 食のローカリゼーションを考える」

 「タネがない」、そんな未来を想像したことはありますか?
 パンデミックや異常気象、そして国際情勢や円安の影響で、今、食糧危機の問題が加速しています。食料安全保障をめぐる議論も高まっており、「食料・農業・農村基本法」の見直しがまさに今、進められています。しかし、そこに「日本の食料自給率を上げよう」という視点はまるっと欠けています。
 現在、日本国内で販売されている野菜のタネは90%以上を海外から輸入しており、世界で流通する食料のほとんどをタネの段階から多国籍企業が独占しています。もし輸入が止まれば、日本ではタネの生産・備蓄がほとんどないので野菜が作れなくなります。原料を輸入に依存している化学肥料も使えなくなるため、自家採種している有機農業・自然農法の農家以外は生産の継続が難しくなります。そして輸入飼料に頼っている畜産も、ほとんどストップしてしまいます。そう、これは「あり得ない」話ではないのです。

 食は暮らしの根幹であり、タネはいのちそのものです。私たちはタネを「コモン(共有財産)」として考え、このコモンを守る運動によって、より持続可能でより豊かな食と農、社会を取り戻せる、そんな未来を想像しています。
 では、具体的にはどのような行動が必要なのでしょうか? 
 大きな鍵を握るのは「ローカリゼーション」です。

 今年も6月に開催されることが決まった「ローカリゼーションデイ日本」の企画に、OKシードプロジェクトも参加することになりました! タネを通じたつながりが大きく、カラフルに広がっていきそうです。これに先駆けて、4月のオンライン学習会では、「ローカリゼーションデイ日本」の呼びかけ人のひとり「ナマケモノ倶楽部」代表の辻信一さんをお招きして、事務局長・印鑰智哉との対談形式でお話しを伺いたいと思います。
ぜひご参加くださいね!

◆辻信一さん プロフィール
アクティビスト、文化人類学者、明治学院大学名誉教授。スローライフ、キャンドルナイト、ローカリゼーションなどの提唱者。NGOナマケモノ倶楽部代表として、数々の環境=文化運動や環境共生型ビジネスに取り組む。

◆ナマケモノ倶楽部
つながりを大切にする『スローな社会』を目指し、人と人、人と自然、今の世代と未来の世代にとって、おいしく、美しく、安らぐライフスタイルを提案・実践している団体です。日本での「ローカリゼーションデイ」を牽引しています。



《オンライン学習会:「コモンとしてのタネ ー 食のローカリゼーションを考える」》
日時:4月16日(火) 20:00〜21:30
講師:辻信一(ナマケモノ倶楽部代表)/印鑰 智哉(OKシードプロジェクト事務局長)
Zoomによるオンライン学習会(要申し込み)

OKシードプロジェクトのサポーターのみなさんのための学習会で、参加は無料です!
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