たねまきコラム:「GMOフリーゾーン運動全国交流集会inえひめ」で「たねの行進」を開催!

たねまきコラム

 3月1‐2日に開催された「GMOフリーゾーン運動全国交流集会inえひめ」にOKシードプロジェクトも参加しました。

 今年は「食べ物のことを考える 今、ここから、私たちから」という素晴らしいスローガンを掲げて、「コープ自然派しこく」さんの主催で開催されました。全国から想いを共にする生協組合員さんや関係団体の方々が今治に集まりました。


 OKシードプロジェクトは会場内のミニマルシェでブース出店させていただき、ガイドブック「ゲノム編集ー神話と現実」、そして事務局長の印鑰智哉が鈴木宣弘さんや安田節子さんと一緒に監修しているムック本「命を守る食卓」の販売、そしてパネル展示でゲノム編集魚についての最新情報をPRしました。

 集会に先立ち、10月にプレイベントとしてゲノム編集魚についてのオンライン講演会を開催されましたが、特に今回ゲノム編集魚の問題について関心を持っておられる方が多く、質問や共感など、たくさん声をかけていただきました。

 ミニマルシェでは私たちの他に、コープ自然派しこくさん、無茶々園さん、日本消費者連盟さん、そしてOKシードマークを使用してくださっている「ゆうき生協(愛媛有機農産生活協同組合)」さんも出店されていて、生産者の顔の見える質の高い商品が並び、大変賑わっていました。

 私たちのブースでは昨年からの取り組みである「たねの行進」も開催し、たくさんの方にお立ち寄りいただきました。「たねの行進」はタネのシェアによって、ローカルで地域のたねを守り、各地でシェアすることで、たねと人、人と人がつながるアクションです。Share Seedsさん制作の「たねBOX」を使用してタネの交換をしています。この美しいたねBOXを開くと、中にはたくさんの種類のタネがぎっしりと詰まっています。このタネは、「たねの行進」事務局長であり、富士山麓有機農家シードバンク代表の鈴木一正さんが大切につないできたもので、今回もこの日のために色々な種類のタネを分けてくださいました。その他にも昨年から続くたねのシェアで、各地から分けていただいたタネもあります。


 「たねの行進」では、固定種・在来種の自家採取可能なタネを分かち合います。もちろん遺伝子組み換えやゲノム編集などの不自然なタネはシェアしません。各地でタネを分け合い、タネを撒いて育て、それを食べ、また種をとり、未来へつないでいきます。

 立ち寄っていただいた方からは、「私でも育てられますか?」「たねの行進って一体何?どうすればいいの?」などなど、さまざまな質問や関心を寄せていただき、説明やおしゃべりを重ねながら、私たちOKシードプロジェクトの想いをお伝えしました。

 みなさんが大切そうにタネを袋に分ける、その手や眼差しに未来への優しさがあふれていて、とても印象的でした。


 「食べることは生きること」。食の多重危機の最中にいる今、私たちがどんなものを食べ、これから生きていくのか、それをみなさんと考え続けた2日間。全国に仲間がいることの心強さと喜びに心が熱くなりました。そしてご来場のみなさんとの会話から、タネを守る活動がOKシードプロジェクトの重要な活動のひとつであることを改めて実感しています。

 「GMOフリーゾーン運動全国交流会inえひめ」でお会いできたみなさん、主催のコープ自然派しこくのみなさん、本当にありがとうございました!また来年、東京でお会いしましょう。

※1:「GMOフリーゾーン運動全国交流集会inえひめ」のプレイベントをアンコール配信してくださっています。組合員以外の方も視聴可能ですので、以下のURLからぜひお申込みください。https://www.shikoku.shizenha.net/news/27528/

タイトルとURLをコピーしました