10月17~18日に開催された「2024年ムソー商談会」。OKシードプロジェクトは今年で3回目の参加となりました。全国から集まったメーカーさんや小売店のみなさんに、「OKシードマーク」をPRさせていただきました!健康や環境にやさしい、こだわりの商品がズラリと並ぶ会場は、たくさんの笑顔と弾む会話で大盛況でした。 OKシードプロジェクト共同代表の中村陽子さんからの報告です。 |
食の大切さに気が付いている方たちにはおなじみのムソーブランド。食品から調理器具、化粧品や生活雑貨などなど、農薬や化学肥料、添加物、遺伝子組み換えなどを使用しない商品を扱ってくれている会社で、日本の衣食の安全を守ってくれています。
10月に浜松町の東京都立産業貿易センターで開催されたムソー商談会には、今年94のこだわりの会社が参加しました。昨年からムソーさんは、表示義務のないゲノム編集のマークを普及しているOKシードプロジェクトの活動を支援して下さり、その一環として、ムソーの商談会に参加している業者のみなさんに、OKシードマークの表示を普及するようにと、OKシードプロジェクトに参加のブースを用意してくれています。
皆さん、良い生産者さんと繋がりながら良い商品を作っている方たちですので、ゲノム編集や、放射線育種米への理解は早く、OKシードマークの普及に協力することが、日本の食の安全を守ることになることがわかると、協力の気持ちを持ってくれます。
昨年は、有機JASの玄米煎餅で有名なアリモトさんが、OKシードマークを付けてくれました。今年は、さらに多くの自然食品の世界では有名な企業が協力の意思を示してくれました。これをムソーさんの協力を得ながら、実らせていきたいと思っています。
食品以外でOKシードマークが必要だと思ったものがありました。コットンです。日本はほとんどの綿を輸入していますが、その92%が遺伝子組み換えです。肌につけるものは、オーガニックコットンでありたいと思うなら、OKシードマークを付けることで、もっと多くの人にアピールできると思いました。こちらも実現したいです。
出店企業の多くは、創業者の信念を引き継いでいる2代目、3代目や社員さんが出てきていて、原料調達や原価の高騰の中で、ものすごい企業努力の末、安全と高品質を守っていることがわかり、本当に頭が下がりました。
それと同時に、利潤追求第一の一般企業では、どんどん遺伝子組み換えや安全でない原料にシフトしている状況であることも分かり、危機感を覚えました。その筆頭に立つのが醤油業界です。醤油の原料である大豆は、遺伝子組み換えでない分別された大豆の価格が、遺伝子組み換え大豆の2倍以上になり、業界は一様に遺伝子組み換え大豆を使用する方向にシフトしているそうです。ムソーの商談会に出店している醤油醸造の方たちはそんな厳しい中踏ん張っておられますが、醤油は次にOKシードマークが必要になる食品になるだろうと思います。
日本の衣食の安全と良い生産者さんを守ってくれているこれらの企業に、OKシードマークをつけて頂いて、私たちの活動でもっとこのマークの価値を世の中に知らしめて、今度は私たちがこれらの企業の存続を守り繁栄に導くような力を持ちたいです。皆様、そのつもりでご協力の程よろしくお願いします。
OKシードプロジェクト共同代表
中村陽子