OKシードプロジェクトのプレスリリースを7月20日に出しました。このリリースは国内だけでなく、英語で国外にも配信しました。というのも、この問題は国境を越えて影響を与えてしまうことになるからです。
これまでゲノム編集された種苗の開発は世界各地で進んでいますが、商業栽培されているのは米国のCalyxt社の大豆と日本のサナテックシード社のトマトしかありません。ですから、日本社会がそれにどういう対応をするかということは世界でのゲノム編集食品の規制の行方にも大きな影響を与えます。
幸いなことに種子の自由運動を1990年代から唱え、世界に大きな影響を与えているバンダナ・シバさんや遺伝子組み換え技術の問題に取り組む運動団体、GM Watchにもリツイートされ、世界の種子の問題や農民の権利で奮闘する国際的なネットワーク団体 Grain にも以下のように取り上げていただきました。
A great collective initiative by farmers and civil society in #Japan for a voluntary labeling of seeds, seedlings and foods as non-gene-edited has been launched. https://t.co/ZrAEavUBeF
— GRAIN (@GRAIN_org) July 21 2021
仮訳「Nonゲノム編集としての種子や苗、食品への自発的な表示という農民と市民社会によるすばらしいコレクティブな試み」
ヨーロッパで遺伝子組み換えをなくす活動を行っているGMO-Free Europeのサイトでも紹介していただきました。
Japan: OK SEED Mark has been launched!
米国のNon-GMO民間代替認証団体であるNon-GMO ProjectやドイツのVlogなどもゲノム編集は従来の遺伝子組み換え食品の新たな形態であるとして、規制対象にしています。国際的な取り組みが進むことで、消費者や農家が選ぶ権利を保障できるようにこれからも国際的な連携を強めていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。