記者会見のお知らせ
リージョナルフィッシュ株式会社(以下、リージョナルフィッシュ社)は京大や近畿大が開発したゲノム編集マダイ、トラフグを養殖し、2021年12月からオンライン販売を始めています。このゲノム編集魚については世界で生産・流通が行われているのは日本のみとなっており、国内外からその安全性や環境への影響、さらにはアニマルウェルフェアの観点からも懸念の声が上げられています。
リージョナルフィッシュ社は昨年9月に生産規模を大幅拡大し、新たな魚やエビなど20品種のゲノム編集品種の開発とインドネシアへの進出計画を明らかにしました。国内での生産能力も大幅に増強する計画となっています。
同社は京都府宮津市に養殖場を作っており、宮津市は同社のゲノム編集トラフグをふるさと納税の返礼品とすることなどで同社を支援しています。また同社は京都府からも4000万円を超える助成金を受けており、東南アジア進出でもJETROからファンドを得ています。
宮津市は日本三景の天橋立をはじめ、美しい海岸や棚田を持つ自然の豊かな地域です。その地域の市民グループ「麦のね宙ふねっとワーク」はその自然を汚しかねないゲノム編集魚養殖に反対し、ふるさと納税の返礼品に使うことや海面養殖をさせないための署名に取り組み、2月14日にその署名を提出することになりました。
十分な安全性が確認されることなく、今後、宮津市だけでなく、日本全国に、さらにインドネシアにゲノム編集魚の養殖場が作られ、世界に広められようとしています。インドネシアの漁民組合からも反発の声が上がっています。そこで、分子生物学者の河田昌東さんを招き、その問題点について、そして、宮津市の対応の問題について宮津市の「麦のね宙ふねっとワーク」に報告いただく記者会見を下記の日程でオンライン開催いたします。
ぜひ取材いただけますようお願いいたします(参加申し込みフォームからご登録お願いします。折り返し、参加に必要な情報を返信いたします)。関心を持つ市民の方にもこの記者会見は開かれています。どうぞご参加ください。
日時:2月14日午後2時〜3時
場所:宮津市現地会場 あるいはオンライン(Zoom使用)
内容:
- ゲノム編集魚の問題点 河田昌東さん(分子生物学者、遺伝子組換え食品を考える中部の会代表)
- リージョナルフィッシュ社の計画の問題点 印鑰 智哉(OKシードプロジェクト事務局長)
- 宮津市の対応について 麦のね宙ふねっとワーク(共同代表 矢野めぐみさんと井口裕子さん)
- インドネシアの団体からの声 廣内かおりさん(日本消費者連盟国際委員会、交渉中)
- 質疑応答
共催:
OKシードプロジェクト https://okseed.jp/
麦のね宙ふねっとワーク https://www.facebook.com/mugifune/
記者会見参加申し込みフォーム https://save.okseed.jp/press230214
問い合わせ先:
OKシードプロジェクト