ナマケモノ倶楽部設立25周年プロジェクトとして企画された「希望のキャラバン」。
日本各地のローカル&リジェネラティブなグッドニュースを集めて、「国際生物多様性デー」の5月22日より40日間、全国 21ヶ所を、ナマケモノ倶楽部設立メンバーのアンニャライトさんとその子どもたち(アンニャファミリー)が、トーク&ライブをして全国を旅しました。
このアンニャファミリーのキャラバンに、「希望のたねBOX」を同伴して、各地の会場でたねの交換会を開催して頂きながら、失われつつある「地域のたね」を守り、未来へ繋げるアクションを試みました。ガンジーの「塩の行進」から着想を得て、このプロジェクトを「たねの行進」と名付けました。
◆たねの行進Webサイト
https://seedsmarch.wixsite.com/home
今回初めての試みで、シェアシードさんに「たねBOX」を制作協力して頂き、富士山麓シードバンクの「Seedおじさん」の繋いでいるたねを中心に「たねBOX」に入れて、5月23日千葉県いすみ市の平和道場ソーヤー海くんの会場にお届けするところから始まりました。
途中でたねが無くなってしまうのでは? 各地で思惑どうり運用されるのか?やってみないとわからないチャレンジでした。
しかし、心配は要りませんでした。
全国各地の自家採取をしている方々からのギフトや、キャラバンの会場にもなった徳島県のOKシードメンバーである「食と農を守る会徳島」の柴田さんからの多大なたねの協力も加わり、(柴田さん、たくさんの愛をありがとうございます!)最終日の横浜フィナーレの時には、たねの量は倍以上になって帰ってきました。これには驚きと大きな希望を感じました。
横浜のフィナーレには私とShare Seedsの末木さんで、「たねBOX」についての想いを語らせて頂き、たねBOXを引き取って帰って来ました。
たねBOXはあちこち壊れている箇所があり、使命を果たした感が満載です。そして各地で開催された写真集をナマケモノ倶楽部の馬場さんに編集して頂きましたが、たねを手にした方々の笑顔が最高に幸せそうで、とても癒され、たねの愛を感じました。私たちは、たねからできたものを食べ命を繋ぎ、たねと共に生きてきた喜びが、DNAに刻み込まれている事を実感しました。
アンニャファミリーの透き通った透明感のある歌声と共に、希望のたねが全国に蒔かれたことにとても感謝しております。
今、全国で蒔かれたたねが芽吹き、それぞれの愛と希望の未来へ繋がれて行くことでしょう。 これからがはじまりでもあります。
応援していただいた皆さま、ありがとうございました。
帰ってきた「たねBOX」のたねたちについては、今後どのように繋いでいくか、「たねの行進」 メンバーでアイデアを出しながら進めて行こうと思います。例えば、たねの行進サイトに、たねをギフトしてくれた方のたねをSeedおじさんが紹介したり、たねの蒔き方や、育て方、たね採りの仕方などを発信していけたらと考えています。
全国のみなさん、たねで繋がっていきましょう!!
富士山麓シードバンク 鈴木一正(Seedおじさん)
《ローカリゼーションデイ日本2024 分科会の動画を公開中!》
2024年6月9日に開催された「ローカリゼーションデイ日本2024」でOKシードプロジェクトが担当した分科会の動画をYoutubeで公開しています!
ローカルなたねが繋ぐ、人と人。そこに色とりどりの物語があります。各地の実践例を、全国そして海外から共有し合いました。
「たねが健全になれば地球環境も私たちも幸せになる」とSEEDおじさんは言います。それは本当でしょうか?
なぜ今、ローカルなたねが大切か、一緒に考え、感じあい、共有しましょう。
◆動画はコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=Qi6mpLsI3o0
「 ローカリゼーションデイ日本2024 ■分科会5■ たねのローカリゼーション~たねから持続可能な地域づくり~」
スピーカー:Kana Koa Weaver (Seed from Earth)、末木秀和(Share Seeds)、わたるん(うちなーシードバンク)、シードおじさん(富士山麓有機農家シードバンク)
企画:OKシードプロジェクト