タネの権利

 タネは何千年もの間、人びとが種採りをし続けてきたから現在のようなものができました。ですので、タネはみんなのもの、農業に関わる人たちのものである、ということが国際条約でも確認されています。ですので、以前は登録品種であっても、自家採種は原則自由でした。でも種苗法が改正され、育成者権者が承認しない限り、原則、自家採種は認められないことになってしまいました。さらに、ゲノム編集や放射線育種を含む遺伝子操作技術を使った特許権によって自由に使えないタネが増えています。通常の品種でも特許が認められるケースが増えてきて、それはゲノム編集技術の登場によってさらに増えることが予想されています。

 こうした中、みんなのものであったタネが特定の組織の財産に変わっていっています。それが食のあり方、社会のあり方に与える影響も大きく、みんなのものとしてのタネの権利を守ることに世界で関心が集まっています。

 OKシードプロジェクトではこのタネの権利についても大事にしていきたいと考え、活動しています。

最新記事一覧

タネの権利を奪うUPOVをSTOP! グローバルアクションデー 12月2日
【たねまきコラム】OKシードプロジェクトの「たねBOX」と過ごした3日間
【たねまきコラム】たねの行進@希望のキャラバン、完走しました!
【NEWS!!】印鑰智哉の著作『日本の種苗政策とUPOV』小冊子がリリースされました!
ローカリゼーションデイ2024にOKシードプロジェクトも参加します!
「希望のキャラバン」にOKシードプロジェクトも参加します!
【たねまきコラム】UPOVータネの独占を世界的に進める仕組み
4月16日オンライン学習会「コモンとしてのタネ ー 食のローカリゼーションを考える」
オンライン学習会:日本のタネの未来を考える〜種苗法改正の背後にあるUPOV(ユポフ)の実態〜
【たねまきコラム】静岡県議会から国への「ゲノム編集食品等の表示を求める意見書」が採択
 もっと見る

タイトルとURLをコピーしました