【NEWS!!】 ゲノム編集タマゴ製品の開発中止を求める“はがき作戦”はじまる

ゲノム編集タマゴ製品の開発中止を求める“はがき作戦”はじまる NEWS!

NEWS!! ゲノム編集タマゴ製品の開発中止を求める“はがき作戦”はじまる
原野好正(OKシードプロジェクト副事務局長)

■キユーピーがゲノム編集タマゴで菓子メニューを開発中
OKシードプロジェクトのブログでも紹介しているとおり、キユーピー株式会社と広島大学は共同研究によって、アレルギー症状が発現しにくい鶏卵を産むニワトリの開発を行っています。

◎【NEWS!】ゲノム編集タマゴの臨床試験がまもなく開始される
https://v3.okseed.jp/news/4512

これは、Platinum TALEN(プラチナム・ターレン)というゲノム編集技術を用いてニワトリの受精卵の遺伝子を改変し、「オボムコイド」というアレルゲン物質をつくる遺伝子の働きを抑制するものです。そのゲノム編集された受精卵が孵化して雛となり、成長したゲノム編集ニワトリもオボムコイド遺伝子の働きが抑制されているので、そのニワトリが産むタマゴもすべてアレルギーが発現しにくいというものです。

また、国立病院機構相模原病院では、このゲノム編集タマゴを用いた臨床試験が行われています。卵アレルギーの子どもたちにゲノム編集タマゴを実際に食べてもらって、アレルギー症状が現れないか調べているのです。

さらにキユーピーでは、このゲノム編集タマゴを用いたレシピの開発も行っています。このゲノム編集タマゴを原料とした「加熱全卵粉」や「液卵」で、クッキーやプリンをつくって、風味や食感、アレルゲン性などを調べていて、その結果は日本調理科学会でも発表されました。
◎[キユーピー]アレルギー低減卵でおいしさと低アレルゲン性を両立した菓子メニューの可能性を確認
https://www.kewpie.com/newsrelease/2024/3482/


■ゲノム編集タマゴの使用中止を求めて“はがき作戦”

日本消費者連盟と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは、キユーピーに対してゲノム編集タマゴの安全性確認などを質してきましたが、納得できる回答を得ることができませんでした。

そこで、両団体は、キユーピーに対してゲノム編集タマゴを用いた製品の開発・販売の中止を求める声を届けるために、“はがき作戦”への参加を呼びかけています。

これは、はがき・手紙、電話、問い合わせフォームなどで、市民の声を届けようというものです。

「ゲノム編集食品はいらない」という消費者の声がたくさん届けば、メーカーは製品化に戸惑いを感じ、あるいは製品化を断念するかもしれません。
実際に、日本消費者連盟などが行った調査では、多くの企業は消費者がゲノム編集食品に対して不安を持っているのであれば積極的に商品化するつもりはないという傾向が読み取れます。

みなさんも、「ゲノム編集食品はいらない」の声を、直接届けてください。

はがき作戦の詳細は、下記のリンクから。

◎[日本消費者連盟]【呼びかけ】ゲノム編集卵の開発中止を求め、キユーピーにハガキを出そう
https://nishoren.net/new-information/20204

◎キユーピー宛のはがき(PDF):厚紙に両面印刷して4つに切ればハガキとして使えます。
https://nishoren.net/wp/wp-content/uploads/2024/09/4d1197005b2dfb609496a41f50248f69.pdf

 


【参照】
【プレスリリース】ゲノム編集食品についての食品メーカー調査結果(2021年3月1日)
https://nishoren.net/new-information/14136

【回答】寿司チェーン等へのゲノム編集魚類の使用に関する質問状の回答(2022年1月19日)
https://nishoren.net/new-information/17122

【回答】トマト加工品メーカーへのゲノム編集トマト使用に関する質問状への回答(2022年3月22日)
https://nishoren.net/flash/17226

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